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13 警察統計(その3)~検挙と検挙件数

定義は以下のようになる。

  •  検挙とは、犯罪について被疑者を特定し、送致・送付又は微罪処分に必要な操作を遂げることをいう。
  •  検挙件数とは、刑法犯において警察で事件を送致・送付又は微罪処分をした件数をいい、特に断るのない限り、解決事件の件数を含む。

 解決事件という言葉が出てきたので、以下。

  •   解決事件とは、刑法犯として認知され、既に統計に計上されている事件であって、これを捜査した結果、刑事責任無能力者の行為であること、基本事実がないことその他の理由により、犯罪が成立しないこと又は訴訟条件・処罰条件を書くことが確認された事件を言う。

 ちなみに、微罪処分とは、刑事訴訟法第246条但書,犯罪捜査規範第198条に規定があり、犯罪が軽微で刑罰を課す必要性が少ない犯罪者を裁判にかけたりしないで、刑事事件手続きからはずす処分である。

 それはさておき、もとより認知された事件が全て犯人の逮捕によって決着がつくというわけではない。平たく言えば,捕まらずに逃げ果せる犯人もいるわけだ。

 そして、犯人が逮捕されるかどうかについては,警察官の有能さや、犯人の優秀さ(?)加減が関係することに加えて、どの程度の人員が当該事件に割かれるか,どの程度警察組織の中で重要視されるかといった捜査機関の姿勢,一般人の協力,そういった態勢を形成する要因ともなるマスコミの報道(!),その他様々な要素が関係してくる。

 よく取り沙汰される、そして、近年の治安悪化言説の論拠ともなる検挙率は、以下のように算出される。

  • (検挙件数/認知件数)×100

 警察が正式に受理した事件のうち、どのくらい解決しているのか、という指標である。

 犯罪の検挙は、被害者・被害関係者だけでなく、地域住民の不安軽減や警察活動に対する評価にもつながる。そのため、検挙率という数値が注目されることとなろう。(犯罪統計入門 浜井浩一(編)2006 p.52)

 


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